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補聴器に関する情報を発信します


by voice-ha

動いてる音

皆さんこんにちは!名古屋です。

通勤中にふと疑問に感じた事があったので、少し調べてみました。
その疑問とは?

電車に乗って踏切を通過する時、なぜ音の高さがかわるのか?

救急車のサイレンの音、F1のエンジン音、そして踏切の音。
自分の前を通過するときに音の高さが変わる現象は我々にとって当たり前の事ですよね。
しかし、なぜ音の高さがかわるのか?

わかりやすく救急車のサイレンで例えてみます。

 

動いてる音_b0180792_10301640.jpg


こちらが止まっている時のサイレンの音の動きです。
止まっている状態では、どこで聞いても一定の周波数という事がわかります。


では、走っている時はどうなるか。

動いてる音_b0180792_10352578.png


図の様に音の動きは進行方向に対しては波が狭くなり、進行方向と逆に対しては波が広くなっています。

何故このような現象が起きるのか?

時速 60km/hで走っている救急車は1秒で17m進みます。
音は1秒で約340m進みます。

つまり、進んでいる方向に対して救急車の速さ分の17mが音の速さに追いついてしまい
17/340(5%)の音が圧縮されてしまいます。
近づいてくる救急車は、止まっている時より5%高い音で聞こえるという事になります。

逆に離れていく音は5%伸張されて聞こえる、という事になります。

時速 60km/hで5%という事は・・・
飛行機にサイレンを着けたら楽しそうですね。



なんだか、学生の頃の物理を思い出します。



普段何気なく聞いている音ですが、調べてみると面白いですね。
by voice-ha | 2012-10-28 12:57 | 一般